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鬼滅の心得 【鬼滅の刃】

第3章 那田蜘蛛山



悲鳴が聞こえた場所にいくと
辺りには何名かの鬼殺隊員の屍があり
生き残っている隊員と鬼の青年が戦っていた

「お前達はなんなんだっ!!」
「あははは、愚かな人間だね」

蜘蛛の様な糸だろうか、そこいらに
巻きついている糸が一気に隊員を襲う

「うわぁぁああ!!」
『無の呼吸、弐ノ型。虚無。』

絢迦は巻きついている糸を切ると
隊員を抱え大きく飛び上がる

『大丈夫ですか?』
「あ、あなたは!?」
『私は、柱です』

敵をなるべく遠ざける為に
距離をとって隊員をおろす

『貴方は逃げて、他の隊員に
助けを求めてきてください!』
「わ、わかりました」

柱と聞いて安心したのか男は
一目散に山をくだっていった

「あれ?逃していいのかい?
まぁ、俺としては稀血の君のが味は上だからいいんだけど」

いつからそこに居たのか、先程の鬼が退屈そうにこちらをみている

『えぇ…これ以上は鬼殺隊員を
殺させる訳にはいかないから…』

刀を再度構えながら特徴を捉えようと
隅々まで鬼を見る

『(この鬼は、十二鬼月の香りがするけど
目に数字は入ってない…)』
「そんなに見ないでよ。
君から稀血以外の香りもするなぁ」

徐々に距離をつめてくる鬼

『何人の罪のない方を葬ったのですか?
貴方からは歪んだ匂いがする…』

絢迦の周りの空気が変わっていくが
鬼は嘲りながら更に距離をつめる

「お前からは変わった匂いがする…
あのお方のような匂い…」
『あのお方…(鬼舞辻の事かしら)』

鬼は興奮しているのか口元からは
だらしないほどの涎を垂らしている





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