第29章 アルバーナへ
「鍵っぽくねぇぞ!!!」
「何だありゃあ!!!」
「“ドルドルボール”…解除………!!オオ…!!み…水!!水だダネ、奇跡だガネ。」
「「「「なにーーーっ!!!」」」」
出てきたのはMr.3だった。ドルドルの力で消化されまいとキャンドルでてきたボールに身を潜めてたみたい。それにしてもシワシワだ。言っちゃ悪いけど、トトさんよりシワシワしてて…まるで体の中の水分を全て取られたような
「ぷはーーっ、生き返った!!死ぬかと思ったガネ!!!フフフ…!クロコダイルめ、私を仕留める気でいるだろうが甘いガネ!!私はコイツに食われる瞬間、最後の力をふりしぼってこの“ドルドルボール”を作り出し、その中に身を隠すことでなんとこの身を守っていたのだガネ。我ながら素晴らしい作戦だったガネ。ん!?しかしこの“ドルドルボール”に付着した“鍵”の様なものは一体…!!ぎゃーーーーーーーー!!!お前らは!!!」
いや気づくの遅いし!!いつまでこのMr.3の独り言を聞かないといけないのかと思ってたよ。でも、待って。その鍵ってもしかしてルフィ達の檻の鍵なんじゃ。
「あーーーーーその鍵はァ〜〜〜っ!!!よこせーーーっ!!!」
「何…この鍵を………!?……まてよ…………激しく水もれする部屋………鉄の檻…そして鍵……!!…そうか!!…現状把握だガネ…」
あー、そっか。コイツ頭だけは良かったんだっけね。頭脳派コンビと言われてたわ。
「てめぇがMr.3か…大人しくその鍵を」
「これでどうだ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
Mr.3は鍵を持って、思いっきりワニの方で投げやがった。あいつ…これで鍵は完全に見失ってしまった。私が氷の力で檻の鍵の形を作れたら良かったのに……ん?鍵の形……
「フハハハハ!!!……お前が誰だか知らんが、奴らの味方の様だな!!鍵が欲しくば探すがいい!!!…ただし…大人しく探せるかはどうかは責任持たんガネ!!」
「くだらねぇマネしやがって…」
サンジは完全にMr.3を蹴り飛ばそうとしている。ちょっと待って、コイツ…ドルドルの実だよね。造形技術はピカイチだったはず。
「待ってサンジ!!……あの、そいつの能力で檻の合鍵作れないかな…?」
「………そうか!!“ドルドルの実”の力だったらできるかもしれねぇ!!」
「だよね!!」