第4章 海常高校戦:ハーフタイム
仕方なく片手でボートのへりをつかみ、片手で真弓子の細い腰を引き寄せると、体を出来るだけ密着させ耳たぶに唇を近づけて出来るだけ優しく囁いた
笠松「もう大丈夫だ。俺がいる。落ち着け」
何度も囁きかけ真弓子が落ち着くのを待った
真弓子がようやく落ち着いたころ、悲鳴を聞いてすぐに飛び込んだ黄瀬と青峰がボートまで泳いできた
黄瀬「先輩、真弓子ちゃんは?」
笠松にしがみついたままの真弓子を心配し、黄瀬は笠松にたずねた
笠松「もう大丈夫だ、落ち着いたみたいだ。すまん、ボートに上げてやってくれ」
笠松は真弓子を青峰に渡した
青峰「真弓子、こっちにこい。押し上げてやる」
青峰は笠松と黄瀬が固定したボートに真弓子を押し上げた
青峰「大丈夫か?」
青峰が優しく聞くと、真弓子は小さくつぶやいた
真弓子『///うん、もう大丈夫。ありがとう大ちゃん、涼ちゃんもありがとう。笠松先輩もすみませんでした』
ボートの上の真弓子を見上げた笠松は固まってしまった
パーカーは水に濡れて身体に張り付き身体の線がはっきりとわかった
淡い色のパーカーのせいで中の水着もしっかり写っていた
笠松「(うわっ色っぽい・・・目のやり場に困る・・・)いや・・・無事ならそれでいい・・・」
無愛想に返事をした横で、黄瀬が呟いた