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【テニプリ】君の未来【中編】

第10章 12月 イベント目白押し


きらびやかなイルミネーション、恋人たちの声、店の前に並ぶケーキたち。
街はクリスマス一色。












「なのになんで練習せなアカンねん!!!」

「まぁしゃーないやん。そのかわり明日は休みなんやから・・。」

謙也くんが叫び白石くんがたしなめる最近のお決まりのパターンだ。


「明日休みなんすか?ほんなら真希先輩どっか行きます?」

「光!!!俺らの前でラブラブすなぁ。」

「よっしゃ決めたで。お泊まり大会や!!」

白石くんの突然の宣言に全員が疑問符を飛ばす。そのあとピンときた謙也くんが賛成の意を表した。

「ははーん?白石ええ考えやんか。」

「まっ、ええんやない?」


「嫌がらせやないですか・・・。」

ウチらを出掛けさせないための作戦らしい。

光くんの抵抗も虚しくあっさりとお泊まり会の計画は進んでいった。
練習が終わったら、それぞれプレゼントを用意して白石くんの家に集合となった。



「「「「おじゃましまーす」」」」

「みんなよう来たなぁ。狭いんやけどゆっくりしてってな。」



みんなで部屋に入って荷物を置かせてもらうと白石くんのお母さんに呼ばれて、夕御飯をご馳走になった。

「全部うまそうや!!」

「遠慮せんと食べてな。まだぎょーさんあるんやから。」

「母さんが気合い入れて、作りすぎたみたいやな・・。」

「「「いただきまーす!!!」」」

夕食が終わると順番にお風呂を頂いて部屋に集まった。

「さて、なにする?」

「トランプなら持ってきたで。」


みんなで何をするか話し合って出てきたものを一つずつ消化していった。

DVDを見ていると、ベッドに寝そべっていたユウジくんが何かに気付き徐にカーテンを開けた。


「雪や・・・。」
「「「「「「えっ?」」」」」」


「ホンマや・・・。」

「ホワイトクリスマスっちゅー話や。」

「ンン~エクスタシー!!」

金ちゃんが窓を開けて身を乗り出す。

「金ちゃん、落っこちんで。」

「明日積もるやろか。」

ぽつりと呟くとキラキラと目を輝かせた。

「雪合戦しよな!!」


「・・・ほんなら明日もあるんやし、今日は寝るか。」

「そうしよか。」

みんなで雑魚寝することになった。
白石くんに用意してもらった布団を敷き詰め掛け布団を被った。
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