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【テニプリ】君の未来【中編】

第3章 5月 合宿




洗濯機の位置や食堂や調理場の道具の点検をしてコートに戻ると丁度お弁当が届いたところだった。


「ご苦労様です~。」
「弁当全部で10個あります。まいど!」

時計を見ると11:45でお弁当を抱えてみんなのところに戻った。


「そろそろお昼にせえへん?」
「よっしゃー飯や!」


「わーい、飯や~!!!」
「金ちゃん手洗わんばいかんよ。」
「はーい。」

みんなに声をかけるとそれぞれに手を洗いに行ったり汗を拭いたりして集まってきた。

みんなはお弁当を食べて1時間の休憩をはさんで昼からの練習を再開した。昼からはミニゲームの形で試合をしていくみたいでみんな盛り上がっていた。あっという間に暗くなってきて今日の練習はここまでになった。



「ほな先に風呂行かしてもらうわ。上がった奴から手伝わすようにするから。」
「みんなゆっくりでええからな。」


みんなは先に練習の汗を流すことになって先に一人で夕食の準備をすることにした。
みんなを見送ってから、調理場に入り冷蔵庫から、にんじん、たまねぎ、ジャガイモなどの材料をだした。
何を作るのかは、だいたい予想はついてると思うけど・・まぁカレーだよね。合宿とか聞くとカレー作らなきゃって思わない?って思わないか・・・。



量がちょっと多いけど時間もそんなにかからないしいいかな。

材料を切って、たまねぎとお肉を炒めたり、鍋に材料を入れて煮込んで、あとはカレールゥを入れるだけになった。



「小村先輩,準備どうっすか。」
「財前くん。あとカレールー入れるだけやで。」


「・・・ほんまですか。」

遠くのほうで騒がしい声がし始めて調理場にぞろぞろと人が入ってきた。



「財前どやった~?」
「先輩ら遅いっすわ。小村先輩一人で準備させてしまいましたわ。」

「ほんまか?遅なってしまってすまんかったな。」

みんなが次々と頭を下げてくる。

「そんな手間もかかってへんし、大丈夫やで。それよりもう食べられるで。お皿用意してな~」


カレールーを鍋に入れてかき混ぜると、メンバーはそれぞれお皿に自分が食べる分のご飯をよそって鍋の前に並んだ。

カレーを注ぐとみんな好きな席に座っておしゃべりを始めた。みんなのお皿にカレーを注ぎ終わると自分の分を注いで食堂の方に入った。



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