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【名探偵コナン】もう一人の幼馴染【BL】

第3章 思わぬ救出と出会い


完全に人気のない道を通って少しでも時間を短縮させていたのだが、数分程前から背後から感じる人の気配。


……つけられてる?



最初は自意識過剰かと思っていたのだが直進と曲がり角に差し掛かった時に敢えて右に曲がると背後の誰かも同じ方向に曲がったのが分かり、その瞬間ほぼ間違いなく自分の後をつけられている事にどうするかと考えながら視線の先に見えてきた公園へと足を進めてから漸く後ろを振り返った。



「……ふ、ふー…っ…はぁ…は、ぁ……ッ…」




『…(な、何だコイツ……すげえ気持ち悪いッ!)……俺の後、つけてましたよね?何か用…うぉッ!!?』




見た感じ40代後半といったところだろうか。荒い呼吸にどこか血走ったような目に鳥肌が立ってしまったッ。
しかも声をかけた途端何処に持っていたのかナイフを取り出して走ってきたものだから驚きつつもすぐさま避け、そんな俺に怒りを露にした男がもう一本のナイフを取り出して再び襲い掛かってきたのでこれは正当防衛だと自身に言い聞かせて買い物袋をその場に置き、撃退するため構えようとした瞬間突然横から出てきた誰かにより男は宙を舞って地面に叩きつけられた。



「…………ふう。…大丈夫か?怪我は?」




『……………え…!?あ、大丈夫です…はい…』



「ふっ、それなら良かった。ああ…悪いんだが警察に連絡してもらえるか?」




明るめの髪に褐色の肌、街灯だけでも分かるイケメン。それにあの動きは一般人じゃない。
そんな事を考えていたせいか声をかけられていたことに気付かず、ハッとしたように答える俺に笑みを溢す姿もイケメン…。そう思いながら言われた通りに警察へと連絡をする。
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