【名探偵コナン】トリプルフェイスの幼馴染は最強?【BL】
第14章 色黒関西人登場
「前から思ってたけど、ほんま安室さんってイケメンやね!!見てみ、周りの女子高生比率!」
「そうか?まぁ普通にカッコええ人やとは思うけどやな…(俺はどっちかっていうと…)」
『ま、アイツは昔からモテてたからな。…って、平次…何人の顔じっと見てんだ』
「!な、何でもあらへん!!っていうか…お二人さんってどういう関係なん?」
和葉ちゃんの言葉に昔からそうだと口にするなか平次から向けられる視線に首を傾げて問うも慌てて首を振られ、そのまま続いた問いかけには腐れ縁だと笑って答える。
『それにしても平次達は何でこっちに来たんだ?』
高校生が夏休みとかでもないこの時期に関西からやってきた理由が分からず問いかけながら自分は既に頼むものは決まっているのでテーブルの上に置かれたメニュー表を二人の前に置いてやり、そんな俺からの問に視線を向けてくる平次。
「ああ、こっち来たんは二日前や。ちょーっと面倒な事件があってな、それをくど…コナン君とこの…ほら、毛利探偵に手伝ってもらおうおもって来たんや」
『…へー、毛利探偵…な。じゃあ、今日大阪に帰るのか?』
「せや。まぁ、まだ時間あるし昼飯食って土産買うてから帰ろうかおもてな」
「平次、帰る前にうち蘭ちゃんに会うてきてもええ?次いつ会えるか分からんし!」
俺の問いかけに対する返答になるほどと納得しつつ学生の本業は勉強だろと思うもこれだけ頭がいいのなら留年することはないかといらぬ心配をし、そんなことを考えている俺をよそに蘭ちゃんと会いたいと言う和葉ちゃんに仲が良いんだなと微笑ましさを感じた。
「別にかまへんけど……あ、それやったら今此処に呼んだったらええやん。ついでにくど…コナン君もな」
「あ、それええかも!って…何でコナン君もなん?」
「ええからええから。んじゃ、俺も蒼井さんと同じのにするわ」
普段聞かない関西弁に新鮮な気持ちになりじっと二人のやりとりを聞き、その間に何故かこの場に呼ぶことになった蘭ちゃんとコナンにやはり関西人はなにかと強引だなと思ってしまう。