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【名探偵コナン】トリプルフェイスの幼馴染は最強?【BL】

第17章 悪夢の時間


「コナン君!!」


「安室さん!!」


どんどん崩れていく観覧車に時間がないと一人必死に止めようと準備を進めるコナンに安室が声をかけ、この状況をどうにかできるのかという問いに分からないけれど止めない選択肢はないと返事を返す。
何をするのかは分からないものの、その手伝いをすることは出来るとコナンを抱えて思いっきり投げ飛ばすも僅かに高さが足りなかったようで、このままでは落下してしまうと思った瞬間伸ばした手を掴んでくれたのは赤井だった。


「赤井さん!」



「何か策があるんだろ?」



そんな赤井の言葉に小さくだがしっかりと頷くコナン。だが予想以上に観覧車の回転が速く止まりそうもなく、遠くから聞こえる沢山の悲鳴に表情を険しくさせながらまだ策はあると器用に赤井と共に次の目的の場所へと向かって走る。



『コナン!秀一!』




「「悠/さん!!」」



二人が向かおうとしていた先に居た俺が名を呼べばそれに気付いた二人と視線が合うも今は話している暇はないと次の行動に移そうとするコナンの手を掴んでその場を滑り、どういう仕組みになっているのか気になるところだがベルトのボタンを押すなり大きく膨らむサッカーボールにこれなら何とかなるかと真剣に見つめる。


「膨らめッ!!もっと早くッ!もっと大きくッ!!!…っ、駄目だッ…止まらねえっ!!」




「っ!!!!止まれ――――っ!!!」



大きくなるサッカーボールなのだがそれでも止まらない観覧車にもはやこれまでかと思っていた時、突然現れたクレーン車。一体誰がと思うがそのクレーン車が回転する観覧車を押し返してくれたおかげで次第に減速していく観覧車。だが観覧車の重さに耐えきれるわけもなくクレーン車はその下敷きになってしまった。
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