【名探偵コナン】トリプルフェイスの幼馴染は最強?【BL】
第17章 悪夢の時間
「赤井さーん!悠さーん!安室さーん!」
「こっちだ」
「赤井さん!」
「怪我はないか、坊や」
「うん!」
「隠れるんだ。まだローターの音が聞こえる」
「悠さんと安室さんは?」
『俺なら此処だ。…ふう、ったく無茶苦茶してくれるぜ。二人共無事で良かった』
「「悠/さん!!」」
弾丸の雨は収まったようだがまだ遠くから聞こえるローター音に油断はできないなと慎重に崩れかけている観覧車内部を進んでいると聞き慣れた声にホッと胸を撫でおろして声をかけ、俺の登場に驚きながらも良かったと安堵してくれている秀一と新一に笑みを浮かべる。
「悠さん、安室さんは?一緒じゃないの?」
『アイツなら大丈夫だ。無事に車軸の爆弾も解除できたみてーだし、多分そろそろ…』
「そのライフルは飾りですか!」
「安室さん!!」
『ほらな(…無事で良かった…)』
零が無事でいてくれていることは分かっていた、というよりかは信じていたと言ったほうが正しいのだが。それでもこうして無事な姿をこの目で見れたことに自然と表情を緩ませてから秀一とのやり取りへと意識を向けることにする。