第23章 酒は詩を釣る針
ベッドに大の字に身体を拘束された聖くんのお腹に座ったまま、
「ひっあ……っ!」
拘束具で強制的に開脚させられた太ももをなぞる。
聖くんは目をぐっと閉じ、悩ましげな吐息を洩らした。
「はあッ、あぁ……」
身動ぎする度に鎖をじゃらっと揺らして、掠れ気味に喘ぐ。
ギシッギシッとベッドが軋み、聖くんの発する声は大きくなっていく。
「う、う!ぁ!」
ズボンの中心部の頂点を指先でまさぐる。
「あ……ッ」
「……まだまだこれからですよ」
熱と湿り気が指に伝わる。
聖くんの力はくたりと抜け、荒い呼吸で肩を震えさせている。
わたしは軽く笑みを零し、聖くんの限界まで高まった自身を摩る。
「あっ……ぁ」
そのまま服を下げると、勢い良く顔を出し、全体が顕になる。
聖くんの怒張した陰茎は斜めにぴんと上向き、昂奮でひくひくと跳ねる。
赤くなった先っぽをぬるぬるに濡らしていた。