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緑間のバスケ【黒子のバスケ】

第21章 色気の欠片もないのだよ






湯船から顔を出すと隣には、誠凛の7番木吉鉄平がいた。


花子って、さらっと下の名前呼び。しかも昨日山田の頭撫でてたよな?この人。


え、2人どんな関係なの?かかりつけの病院同じって情報しかねぇけど、それにしたって距離近かったよな。


男苦手な山田が頭触らせるとか見たことねぇぞ。


オレなんて肩触れただけで、ビクつかれてんのに。



「そうっす。山田と仲良いんすね。」



「あぁ、少しだけどね。仲良くしてるよ。」



少し?どうだかな。
木吉さんにこれといった恨みはないが、何かちょっと苦手なタイプだ。



「あれ、高尾くんも花子が好きなの?」


「はぁ?アイツをまず女と思ったことすらねぇっすよ、オレは。」


「なんだ、てっきりそうかと思った。でも女と思ったことないって決めつけてはいないかい?別にオレは花子のこと妹くらいにしか思っていないけど、結構女の子らしいところ沢山あると思うんだけどな。・・・どう?」



どうって。
まじでなんなんだ、この人。調子狂うな。


その質問になんて答えればいいのかよく分からず、考えるのも嫌でその場を後にした。



「のぼせそうなんで先出ます。」



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