第7章 誕生祝い to Masaki
「やだー!魚になんてモテたくないよー!」
「仕方ないよ。カズは魚も虜にしちゃうくらい可愛いんだから…」
「やだやだ!俺を好きなのは翔ちゃんだけでいいの!他はいらない!」
「カズ…///」
きゃいきゃい騒いでると思ったら、突然空気が変わって。
「大好きだよ、カズ♡」
「俺も♡大好き♡」
ニノがあっという間にめちゃくちゃ可愛い顔になって翔くんに抱きついた。
ああ、また始まったよ…
毎度おなじみのラブラブモード…
それにしても今日は頻度が高い。
こういう時、いつもなら真っ先にツッコミを入れるはずの潤が何も言わないなーと思ったら。
潤も翔くんに負けないくらい甘い顔して智を見つめてて。
「可愛さなら智だって負けてないのに、なんで釣れないんだろうな?」
「ばっ…///俺は可愛くないし…///」
「可愛いよ?俺には智が1番可愛い」
真っ赤になった智の頭を優しく撫でてた。
こっちもか!!
もう甘すぎる!
バカップルたちの垂れ流す甘い空気で胸焼けおこしそう!
そういうのは2人だけの時にしてよね!
こっちが照れちゃうじゃん!
風ぽんも困った顔で視線を泳がせてる。
でも照れて頬をピンクに染めてる風ぽんはすっごい可愛くて。
あー、もう!!もう!!
俺も風ぽんのことギュッてしたいよー!!
くそー!人の気も知らないで!
バカップルたちめ!
可愛さで魚が釣れるなら風ぽんだって大漁だっつーの!!!