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【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います

第22章 Sweet Temptation


次は悠太くんのリフティング40回と、弥勒くんのベンチプレス80kgどっちが早いか対決。


リフティングもすごいけど、80kg......ほぼ、私の倍の重さだ。


「なまえさん、見ててください」

「はい、怪我しないでくださいね」

「大丈夫ですよ」

そうは言われても心配になる。
でも、笑った顔も相変わらず整っている。


対決が始まると、リフティングを16回したところでベンチプレスが上がった。


ーーパチパチパチパチ


「「すごいです!」」

感激するつばさちゃんと私。


本当に、弥勒くんは逞しいんだな。


「すごいですね!」

駆け寄って目が合えば、そっぽを向かれた。


「あれくらいは、鍛えてるので平気です」

「かっこよかったです!」

その横顔は、なんだか赤い?


「ね、熱!計りましょうか?」

彼の腕を掴むと、背伸びでおでこをくっつけた。


「うーん。ないですね?」

「なまえさん」

「はい?」

「天然なんですか?」

「え......?どこら辺が......」

「なまえは自覚ナシの天然だ」

「え、龍さん......?んぐっ!」

「天然じゃないんだろ?分かってる」

言いかけた言葉はその大きな手に阻まれた。


「殿には加減してやれよ?」


どういう意味だろう。
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