【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います
第22章 Sweet Temptation
私達の料理とデザート作りは大成功!
結果的にはすごく豪華なものが出来た。
「うわー!すっごい豪勢!!」
「美味しそう!音済くんいいお嫁さんになれますよ!」
明謙くんと遙日くんも喜んでる。
「遙日くんもそう思いました?私は百くんをお嫁さんにしたいです!!」
「毎日、美味しいもの食べたいよね〜!」
盛り上がる私達だけど、百くんは真剣な面持ちだ。
「俺は嫁を取る予定だ」
「百くん......?」
まさかの、爆弾発言。
「でも、百くんは美しいですから仕方ないですね......。百くんがお嫁さんをとっても、私は百くんのお婿さん......問題ないです!!」
よかった......ほっと胸を撫で下ろす。
なんだか、見られてる?
「なまえ?冷静に考えてくれ......」
「え?」
「なまえ、それはダメだよ」
「トモの言う通り、僕のためにもやめてよね!」
「やめとけ......百太郎は本当に後悔しないのか!?」
「モモも隅に置けないな」
「ええっ!?何のこと〜?」
「みんなで話し合おうか?」
「えー、なに、なにー?どったのー?」
「なまえは全然分かってないけどな。あと、その他二名な」
「モモタス......?それは、聞いてませんよ!?」
スキャンダルを止めるメンバーとその他二人?
「みなさん......相手まで紹介されてるんですか!?」
そんなに本格的なところまで話が進んでるなんて......。
様々な疑惑が生まれた中、テレビでは『熱烈歓迎』とマミリンが動いている。
いよいよ、出し物が始まった。
まずは百くんと暉くんの......
ま、漫才!?
百くんが漫才とか意外だ。
真顔で冷静なツッコミが......面白い。
暉くんは喋りが本当に上手で......そっか!関西人だったな。
『キラキンの皆、ようこそBプロへ!』
マミリンが......
「喋った!」
「声も出るのか......」
隣を見れば同じく驚いている増長さん。
「ソフトで合成できます!」
帝人さんは自慢気だ。
技術の進歩は、すごい。