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いつも眠いのはキミのせい。

第114章 開花。



私に聞こえないように小さく呟いたんだろう言葉は

耳の良い私にはハッキリと聞こえてしまった

既に真っ赤になっている顔は更に赤みを増す

征君の目にもそんな風に映っているかな?

好きな人の前では可愛い私で居たい

そう思うのは・・・当たり前の事・・・だよね?

征君がこちらに向かってくる足音

聞きなれた心地いい音




「お前、赤司の事本当に好きなんだな」

「えっ?私そんなに顔に出てますか?」

「おー、すげぇ好きだって顔してる」

「・・・・・」



私が征君を凄く好きな事は事実だ

でも、そんな顔をしてると言われると何だか恥ずかしい



赤司「」

「征君!」

「おー来たか!」

赤司「どうして虹村さんがここに?」

虹村「たまたま通りかかったんだよ。じゃあ俺行くわ!お前も練習遅れんなよ!じゃーな」

「どうも・・・・」

赤司「・・・・・」




突然現れた虹村さんは私たちを見て笑って去っていった




赤司「知り合いなのか?」

「ううん。突然声をかけられて・・・」




私の気のせいかな?

征君の雰囲気が、いつもと少し違う気がした




「征君・・・・?」




何かあったのかもしれない

心配になって彼の名前を呼ぶ




赤司「・・・・・・」





征君は何も応えずに私の傍にまで歩いてきて、突然私の両腕を掴み後ろにある木に押し付けた


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