第114章 開花。
中学に入り、私は気持ちを新たにして学校に向かった
新しい友達
新しい生活
そんな期待を胸に・・・
でも・・・
私に友達はできなかった
小学校の頃、私をイジメていた子たちも同じ中学で、私の噂は直ぐに広まった
イジメの標的にされてる私に、誰も話しかけてなんてこなかった
結局、小学生の頃と何も変わらない日々
酷くなるイジメ・・・・
もう笑い方なんて忘れてしまった
あぁ・・・
征君と居たあの頃が懐かしい
心から笑えていた
征君が居てくれたから私は幸せだった
会いたい
会いたい
会いたい・・・・
私の想いは日を増すごとに強くなっていった