【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第48章 ハイキュー✿菅原孝支✖澤村大地「隣兄2」
「……で。俺に自慢したいのが目的じゃないんだろ?」
考えを見通すかのような目で大地は眉をひそめる。
にしし…と笑う孝支は「お察しの通り」といって頭を掻いた。
「スガの考えてることなら大体想定がつく。なんせお盛んだもんなあ?こんな動画撮らせちゃうくらいだもんなあ?」
「話が早くて助かるわ~ホント。俺らの両親どっちも専業主婦だからさあ…」
「あと1年ありゃ進学すんだろ?それまで待てないのか?」
「何回かヤってはいるんだけども」
「ヤってんのかもう」
「まあ。でなけりゃ大地にこんな話持ちかけねえし…。親には付き合ってるってコトは伝えたけど、大切にしますって言っておきながら早くから手ぇ出しちゃってるし。ベッドはギシギシ軋むし、もで声我慢できねえし…」
要するに孝支は、母がいつも下の階に家にいるから満足にが抱けないと嘆いていた。
大地の家はどちらとも共働きでそれを狙ったとのこと。
「部屋を貸してやってもいいが高くつくぞ」
「現金じゃなくて現物の方は~…」
「あり。けど、ちゃんも知ってんのか?それ」
「うん。あいつ顔に似合わず素質ありで」
「あの動画見たらそりゃな……。もう完ッ全に見る目変わっちまったわ。俺のお袋は日曜以外出勤…。フルタイムだから帰ってくる時間も定時ピッタリ」
「マジか!やりたい放題じゃん!!」
「連れ込まれる身にもなれ…ったく」
交渉成立したようで孝支は明るい笑みを浮かべる。
大地も満更でもない笑みを浮かべ、二人で算段を立てる。
大地の親が不在の時間。
部活動が空いてる日程。
これらのことを考慮して、着々と準備を整えるのであった。