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【黒バス】それはきっと涙の色【赤司】

第1章 春、桜のない空


あたしには真っ赤な髪を持った幼馴染がいる
勝たないと何事にも意味がないとまで言い切る彼は、何事も完璧にできると言っても過言ではないだろう

勉強も、テストでは毎回一番だし
スポーツ・・・、バスケは、キセキの世代のキャプテンとして全国制覇を成し遂げた


妥協を許さない彼の生き方は違った視点から見ると少しかわいそうでもある

でも、一番かわいそうなのはきっとあたしだ


天才の幼馴染は天才ではありません


そうあたしはいたって凡人
普通の人、ちょっと前まで普通の中学生で、普通の高校生活に憧れてた

そりゃ、帝光中学校のバスケ部でマネージャーをしていたという自慢できそうな過去なら持ってるけど

・・・まあそれもその幼馴染が無理やりやらせたようなものだったんだけど
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