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ボーダーライン 【爆豪派閥】

第5章 うなれ体育祭


第二関門、ザ・フォールを何とか走ってここまで来た。機動力のある個性の何人かに抜かされてしまった。急がないといけない。後が怖いけど、やるしかないよね。

「そして早くも最終関門!一面地雷原、怒りのアフガンだぁあ!!」

先頭は既に最終関門に来ているのか、結構ギリギリだ。第二関門を抜け出た直ぐの私と、先頭を行っているのは多分轟君だろう。よし、全力ダッシュ!

「ここで先頭交代だー!」

最終関門へたどり着いたときに流れた放送、この一番前にいる。捕らえるべき背中を絶対に離してはいけない。
最初と同じ様に自分の重力因子を軽くする、そこからはポインターをあわせる感じで、ONとOFFを切り替える!

「後続もラストスパートを掛けてきた!!ん!?なんか、すっごい勢いの奴が...。」

「自分に掛かる重力の負荷を入れたり切ったりしながら進む、大跳躍って所か。」

「またしても原操!!お前結構やるじゃん!!」

お褒めに預かり光栄です!!と心の中で感謝しながら着実に前を進む。周りの人に当たることもないし、自分で地雷を踏む可能性もない、誰かの地雷に巻き込まれることも無い。何より、上から見れば目標がはっきりわかる!

BOOOM!!!

最終関門入り口の辺りでの大爆発、それに、私の更なる頭上に現れる緑谷君。

「う、そでしょ...!?」

私を抜かして、更に前二人も抜かして行ってしまった。まだ、まだ追いつける!!
最後の跳躍をして轟君と爆豪君の後ろにつける。

「俺の前を行くんじゃねぇ!」

「後続に道を作っちまうが、気にしてる場合じゃなねぇ!」

やっと後ろにつけたのに、更に引き離されてしまった。負けてられない、こんな簡単なところで諦められない!

「まだ、終わってない!」

足を止めるな!神経集中させろ!絶対に目の前の背中から目を離すな!
飛んでいた緑谷君が落ちてくる、彼を通り抜けて、私が先を走るんだ!

ボオオン!!




再び、目の前での大爆発。
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