第5章 うなれ体育祭
入試の時に立ち塞がった0Pロボ。図体だけは本当にデカイ。マジで何処からお金出てるの、産んでる説あるな。
轟君がまた、最初の戦闘訓練のような大氷結を見せた。何をそんなにイライラしてるのだろう。でも本当、その能力ずるいよ。轟君が凍らせたロボはバランスを崩し、目の前に倒れてくる。力の大きさ、目の前に例として上げられたかのように、そして立ちふさがる障壁を用意して私たちとの距離を開ける。上手い上に強いし、本当にずるい。
でも、そんなんで私の足はとまったりなんかはしない。
下敷きになった切島君ともう一人、大胆不敵の人が出てくる。ここは一時協力と煽る者も出るけど、それを待ってる時間はない。
「差を開けられるなん癪じゃん!」
地面に埋る砂鉄を足に纏わせる。磁石の原理で鉄に向かって力が動く。私は少し重い足を動かして走った、そしてロボに向かって飛んだ。
「おーっと!?1-A原操、ロボに向かって強烈キックかぁあ!?えっ!?ロボの体にそって走ってる!?重力どうなってんのー!!ウケル!!!」
文字通りロボの胴体を駆け上がっていく、後ろに爆豪君や常闇君、瀬呂君も追ってきた。機動力に長けた個性の人に後ろつけられたら怖いのなんのって、もうマジ勘弁して。
「なんで追いかけてくるのー!!!」
リミッターなんてクソ喰らえだと嘆いた。あっという間に3人に抜かされる。砂鉄で重かった足を解き、第二関門へと来た。
「落ちればアウト!それが嫌なら這いずりな!ザ・フォール!!」
あ、悪平等だ~!!!