• テキストサイズ

ボーダーライン 【爆豪派閥】

第4章 新たなる脅威そして自覚


「え、ちょ、ちょっと~~!!!」

 

黒いモヤに飛ばされたと思った地面にむかって落ちている。悲痛の叫びを上げながら周りの空気を地面に向かって押し出す。風のクッションとなって地面との接触は避けられた。少し離れたところで威勢のいい爆発音が聞こえた。倒壊ゾーンに飛ばされた、って事は私たちをUSJの外に出す気が無いのか。

「お譲ちゃん、あんたに恨みはないが死んでもらうよ。」

いかにも三下です、見たいな奴が目の前にゾロゾロと出てくる。戦いながら爆豪君の元へ行こうか。

「寝言は寝て言ってろ、三下。」

舌を巻いて、この時を楽しむ。有難いことにここは倒壊ゾーン。手ごろなものがごろごろと溢れかえってる。








「あ、いたいた。おーい!爆豪君!切島くーん!」

「おお!原操!無事だったんだな。」

「うん、大丈夫。爆豪君も、」

「俺がこんなんでへばるかよ。」

お互いに少し息を荒げながらも、生存を確認する。切島君の「俺らが先走った所為」に心がいたい。確かに出すぎた真似をした。けど、敵の出入り口であるアイツを野放しには出来ない。それは私と爆豪君の変わらない意見のようだ。

「それにさ、」

背後から来る敵に一蹴りお見舞いしてやる。

「こんな三下ばっかりじゃ、オールマイトを殺すなんて到底無理ね。」

「つーか、お前らそんな冷静な感じだっけ?」

「俺はいつでも冷静だ!」
「私はいつでも冷静だから!」

「ちょっと真似しないで!」
「あぁ?真似すんなや!」

「あ、そうそうそんな感じ。やっぱ似た物同士だな。」

「けっ、じゃぁな行っちまえ。」

「待て待て待て、俺はダチを信じる。男らしいぜ爆豪!ノったよ、おめぇらに!」


拳をガキン!とあわせるのを合図に、私たちは相澤先生のいる中央へと、足早にむかった。
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp