第16章 髪は切っても 甘ギャグ夢

東『めぐが失恋したって大騒ぎになっちゃってね、それでみんなで元気になってもらおうって話になったんだよ♪』
「わたしが失恋？また何で、…あ、もしかして髪切ったから？とか言わないよね？」
東『ふふっ♪その通りだよ♪』
「今どき失恋したからって切らないよ。でも、みんなわたしのためにしてくれたんだよね？その気持ちは嬉しい！ありがとう！」
左京『……おい、最初にめぐが失恋したって言い出したのは誰だ…？』
咲也、椋、太一が稽古場の隅っこで追い詰められたハムスターのように震えていた。左京がそれを見つけ、その場でお説教をくらった。
「左京さん、もういいじゃん？みんなの練習だったと思えばさ。」
左京『ったく…お前ら次はないぞ！』
咲也 椋 太一『はいぃ！！』
東『あ、さっきのはみんなの分ちゃんと撮影してあるからカントクにも見てもらおうね♪』
全員『はぁぁ！？』
「みんなカッコよかったからいいじゃん。あず姉、そのデータあとでちょーだーい！」
東『うん、もちろんだよ♪』
「やった☆あ、ご飯の匂い！今日はね、わたしの好物なんだってぇ♪臣ー！お腹空いたー！」
勘違いから始まったエチュード。でもめぐが笑ってくれるならいいかと晩ご飯に向かった一行なのでした。

Fin