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満開桜

第10章 甘いもの 兵頭十座 甘裏


ピンポーン、ガチャ
「は〜い、あ!宅急便!」
宅配業者『こちらのハンコお願いします』
ポン
「ご苦労さまでーす」
バタン
「キター!!十座ー!来たよー!」
十座『…何がだ、それは!?』
「ふっふっふ…全力を懸けました…数量限定、幻の苺を贅沢に使ったスイーツセット!!」
十座『注文開始と同時に完売したやつじゃねぇか』
「ふっふっふ…我がMANKAIカンパニーの知能犯に依頼をしたのだ!」
十座『誰だ』
「ちかぴょんと至さん」
十座『あー』
「念のため2人に頼んだの。2セットもし届いても大丈夫だし。で、ゲットできた方とデートするって約束でお願いしたんだ。そしたらちかぴょんがゲットしてくれたってわけ」
十座『……』
「?じゃあ一緒に食べよう!臣ー!スイーツ届いたからお茶淹れてー!」
十座『……』
ーーーーーーーー
「……」
十座『……』
臣『2人ともどうしたんだ?口に入れたまま黙って』
「ほいひふて、ふぉひほへはい(美味しくて飲み込めない)」
十座『(コク、コク)』
臣『なるほどな。でものみこまないと次食べられないだろう?』
「!?あー!食べちゃった!はぁ…苺農家さん、ありがとう…」
十座『これは無限に食べられる』
「ね!やばいなぁ、食べるのもったいないけど食べてしまわないと次にいけない…幸せのジレンマ…椋、まだかなぁ?椋もきっと喜ぶと思うんだよなぁ」
ガチャ
万里『お?めぐじゃん。何食ってんの?』
「聞いて驚け!数量限定、幻の苺を贅沢に使ったスイーツセットなのだ!ちかぴょんが本気を出せばお茶の子さいさい!」
万里『千景さんもめぐには甘いよな』
「そうかな?優しくないよ?あ、万里も食べる?」
万里『いや、俺はこっちで十分』
ペロ
十座『!?』
万里『ぅうわ、くっそ甘いな』
「あー、クリームついてた?ありがとう」
臣『万里、他にもいるんだから。あんまりやるなよ?』
万里『んぁ?わかっててやってんだよ。』
臣『だろうな。万里も何か飲むか?』
万里『あぁ、頼むわ』
ガタッ
「?十座、どしたの?」
十座『部屋…戻る』
ガチャ、バタン
万里『ったく、兵頭もお子ちゃまだな』
臣『まぁあんまり免疫ないもんな。万里もあんまり煽ってやるなよ?』
「十座なんか怒っちゃったのかな?ちょっと見てくる」
ガチャ、バタン
万里 臣『鈍いな』
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