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満開桜

第49章 女の子 太一 甘夢


「うん、1人でいるとただ痛いだけだけど、太一が手繋いでてくれたらあったかいし」
ヘラっと笑っためぐを見て言いようのない気持ちが込み上げてくる。
太一『じゃあめぐが何か辛いこととか嫌なことがあったら俺っちが手繋ぐっス!それで楽しい話いっぱいするっス!』
「ふふっ、太一がしてくれたらすぐ楽しくなるね。ね、今日学校でモテた?」
太一『いやー、モテてないっス!天ちゃんのことしか聞かれないし、あとは万ちゃんとか秋組のことばっかり聞かれて、』
楽しそうな会話がドアの外に聞こえる。
臣『これはもう少し後に持っていくかな。先に夕飯作っておくか』
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太一『あ、あとは今日化学の授業で、…めぐ?寝ちゃったっスか?』
今日の出来事を話しているとめぐが寝息をたてていた。もちろん手は繋いだままだ。
太一『寝られたんスね。これで少しは楽になるといいっスね』
手をゆっくり離し、布団の中に入れる。
太一『俺っちには痛みはわからないけど、その痛みを忘れさせるくらい楽しませることは出来るっスよ。また起きたらいっぱい笑ってほしいっス。』
来た時より幾分か穏やかになっためぐにキスを送り部屋を後にした。
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数日後
「太一、衣装作り手伝ってー」
太一『もう大丈夫なんスか?』
「うん、もういつも通りだよ!ありがと!」
太一『えへへ、良かったっス!』
「ってことで、休んでた分取り返すからいつもより巻いてくからね!」
太一『任せるっスよ!』
結局太一が思っていた以上の作業スピードを幸とめぐの2人から求められて泣きながら衣装を作った太一なのでした。

Fin
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