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満開桜

第47章 BRIDAL Another story 莇 甘ギャグ?夢


莇『よし、さっきので最後だな』
「あと1人終わってないよ」
莇『もう全員やっただろ』
幸『莇』
莇『は?』
「いづみちゃんが莇もモデルで出すって」
幸『絶対やりたがらないから黙ってろって』
莇『……』
幸『顔』
莇『ぜってぇ、やんねーからな』
「ウェディングドレス着てみたかったなぁ…カラードレスはいっぱい着たけど、真っ白なの着たいなぁ…」
幸『真っ白なウェディングドレスだとメイクもヘアセットもカラードレスとは違うんだよねー』
莇『わぁったよ!やりゃいんだろ!』
「やったぁ!」
幸『はい、紬と同じシルバーグレーの着てね』
莇『なんだこの嵌められた感じ』
「わたしのことも嵌めてんだから文句言えないよね?」
莇『ちっ…』
ーーーーーーーー
着替えた莇はめぐが出てくるのを待つ。
幸『莇、髪結ぶよ』
莇『あぁ』
幸『ウェディングドレス、結構な破壊力だったよ。カラードレスの比じゃない』
莇『そんなに変わるもんか?』
幸『見たらわかるよ、めぐ、終わった?』
「うん、こんな感じー」
カーテンが開くと真っ白なのベアトップのウェディングドレスにティアラにベールが付いたものを被っている。髪もカラードレスの時は殆どダウンスタイルだったが、巻き髪をサイドで結い上げていた。
莇『…………』
幸『破壊力やばいでしょ』
「やっぱりなんか違うね、カラードレスとはって、莇さーん」
幸『あーあ、キャパオーバー』
「行くよー」
ーーーーーーーー
スタッフ『では、誓いのキスシーンを撮影します。もちろん、フリで大丈夫ですのでよろしくお願いします!』
莇『き、キス、って!』
「落ち着いて、フリだから、ホントにするわけじゃないから」
莇『フリっつったって、顔ちけーだろ!』
「わかった、莇はわたしの肩に手を置いて目つぶってたら大丈夫。すぐ終わる。10秒。10数えてるうちに終わるから」
莇『〜〜!!10秒だけだからな…』
莇が目を瞑るとめぐが少し背伸びをして顔を寄せる。スタッフが角度を調整して連写する。
スタッフ『はい!バッチリです!』
スタッフの声を聞くが早いかめぐから離れてしゃがみこんだ。
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