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桜計画

第13章 My name? 全員 甘微切?夢


後日
コンコンコン
篤志『どうぞ』
ガチャ
つばさ『失礼します。さ、めぐさん入ってください』
「…失礼します」
篤志『退院早々に申し訳ない。僕のことは澄空くんから聞いてるかな?』
「はい。あと修二さん?のことも。そちらが修二さん…ですよね?」
修二『あぁそうだ。どこまで澄空から聞いた』
「お二人の事務所のアイドルグループ4組の専属スタイリストだったことまでは理解しました。ただ、グループのみなさんの名前と顔が覚えられなくて」
篤志『うん、そこまで理解してくれているなら大丈夫だよ。じゃあ今からグループごとにこの部屋に入って自己紹介してもらうんだけど、大丈夫かな?』
修二『もし途中で辛かったりしたら言えばいい。無理しても辛いだけだ。』
「いえ、わたしの不注意からおきたことなので大丈夫です。お願いします。」
篤志『出会った頃に戻ってしまったみたいだね』
修二『そうだな…じゃキタコレ、入れ』
ーーーーーーーー
メンバー14人全員が自己紹介を終えたがその間めぐは笑顔を一切見せなかった。
先程、篤志も言っていたが本当に出会った頃のめぐを見ているようだった。
めぐが篤志と修二に拾われて初めてB-PROメンバーと顔合わせをした時と同じ。笑顔を全く見せず、仕事も淡々とこなす。必要以外のことは話さない。それが段々と心を開いてB-PROの仕事に同行するくらいにまでなったのに。メンバー全員が同じ思いだった。
修二『わかってると思うが再度伝えておく。精神的にも身体的にも負担が今のめぐにはかかりすぎる。くれぐれも無理をさせるな』
篤志『みんなももどかしいとは思うけど、辛いのは愛君も同じなんだ。そこを理解した上で接してほしい』
つばさ『お仕事の方は事故前にほとんどめぐさんが早めに終わらせて頂いていたので、今後のお仕事はゆっくり進めていきます』
めぐがスッと立ち上がりメンバーの正面に立つ。
「この度はわたしの不注意で皆さんにご迷惑とご心配をおかけしました。申し訳ありません。頂いた仕事は必ず全力でやり遂げます。ですが、皆さんにお願いすることがあるかもしれませんので、その際はよろしくお願いします。」
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