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桜計画

第12章 門出の日 音済百太郎 甘裏


もうどれくらいキスをしていのだろう。めぐが同意をしてベッドに運ばれてから確実に20分以上は経っている。服は全て脱がされ、百がしていたネクタイで両手首を縛られた。身体は百の少し体温の低い指でなぞられるだけ。決定的な快感は与えられず焦らされ、めぐが身体を捩っても楽しそうに意地悪な笑みを浮かべて見ている。
百『身体をそうして捩っていると誘われているみたいだ』
「はぁ、…百、お願い…意地悪しないで…触って…」
百『さっきから全身を触っているが、足りないのか?』
「もっと、気持ちよく…なりたいよぉ…」
百『俺に心配をかけた罰だったんだが。そんな風にねだられるとしてやりたくなる』
「もう、おかしくなりそ…百のこれ、おっきいので気持ちよくして…」
百『まだ慣らしていないのに大丈夫か?』
めぐが百の手を取り、自分の秘所に当てた。すると一度も触っていないのにもう百を受け入れられるくらいになっていた。
「ね?お願い…」
百の僅かな理性が音を立てて崩れていく。本当なら病み上がりなのだから優しくするべきなのに。わかってはいても本能がそれをさせない。めぐを押し倒し、早急に挿入する。トロトロになっているのに自分の物を離そうとしないほど締め付けられた。
百『はぁ、…めぐ…大丈夫か…』
微かに残っていた理性を奮い立たせ、めぐを気遣う。
「百、いっぱいして…百になら壊されてもいい…」
めぐの言葉は百の理性を打ち砕いた。奥を叩きつけるように腰を振る。抜き差しする度に水音が大きくなる。めぐが顔を仰け反らせた。その瞬間、無防備な首筋に百が甘く噛み付いた。
「ぁん!…百、そこ噛んじゃ…はぁ、ん、んぁ…」
百『首筋を舐められるのが本当に好きなんだな。はぁ、…ぁ…そろそろ出そうだ…いいか、』
「ん、いっぱい出して…百の、ちょーだい、ふぁ!…ぁ、」
もうこれ以上振れないのではないのかというくらいに腰を振る。
「百、ギュー、はぁ、…して…んぁ…」
ネクタイで縛られているめぐは百を抱きしめることが出来ない。だがもう外す余裕すらない百は力いっぱい抱きしめた。
百『めぐ、出すぞ…くっ、ぅあ!』
「ん、ぁ、ぁん!はぅ…あ、イク…!」
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