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【黒バス】歪んだ愛情

第4章 涼太と引き離された日々


「止めろ・・・離せ・・・(涼太助けて・・・。)」
「あはは。」

俺は抵抗したが薬の威力には勝てず眠ってしまった。
そして、俺が目を覚ますと首には首枷が付けられていて首傘には鎖が繋がっていた。

「此処は何処なんだ。(辺りを見回し)」
「お目覚めですか。My Princess.」
「ふざけるな。俺はお前の玩具になるつもりはない。俺を此処から出せ。」
「ダメ。君は死ぬまで僕といれば良い。」
「俺には黄瀬が必要なんだ。病院に帰してくれ。」
「何で僕と一緒にいるのに黄瀬君の話ばかりするのかな?」

そう言うと男の子は俺の首枷に繋がれている鎖を引っ張った。
その衝撃で俺の首は絞めつけられた。

「げほっ。げほっ。」
「君の命を僕が握っていることを忘れないで。」
「俺のことを殺したいなら早く殺せよ。」
「殺しはしないよ。これから君と僕は一緒に暮らすんだもん。」
「俺は黄瀬のことを愛している。お前とは・・・。」
「そうだ。僕のことしか考えられないように薬漬けにしてあげるね。」

そういうと男の子は注射器と謎の液体が入った瓶をポケットから取り出した。

「・・・止めろよ。お前の人生はまだ捨てたものじゃないはずだ。俺以外に良い奴が見つかるはずだ。」
「君は黄瀬君に婚約者と付き合った方が良いって言われても認めなかったくせにそれを僕に言ったって僕は聞かないよ。」

そういうと男の子は注射器に瓶の液体を入れた。

「止めて・・・止めてくれ・・・。」
「怖がらなくても大丈夫だよ。痛いのは注射器が刺さった一瞬だけ。この薬が体の中に入れば気持ちよくなって天国に言った気分になれるよ。」

俺は逃げようとしたが鎖を掴まれ引き寄せられて腕に薬を注射された。

「うっ。」
「あはは。君はもう僕なしでは生きていけない。」
「ふざけるな。俺は・・・。(なんだ・・・息苦しい)」
「この薬は一回打ったら最後、打ち続けないと死ぬよ。」

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