第3章 愛運の結びまで
そう言いながら、襖を開けると、、、、。
そこには、文机に伏せたまま眠っている茉莉花がいたのだが、秀吉は茉莉花が気を失っていると勘違いをしてしまい
慌てて、茉莉花の肩を掴み
『茉莉花!!
おい!!大丈夫か?
しっかりしろ!!
今、家康を連れてくるから』
と、ゆさゆさと身体を揺さぶられ、気持ち良く眠っていた茉莉花は、何事が起きたのかと、大きな目を瞬かせながら
『え?
あ、、秀吉さん。
ごめんなさい、、、、。
私眠っちゃってたみたいですね、、、。
どうかしましたか?』
『どうしたじゃないぞ!!
お前、本当に眠ってただけなのか?
体調が優れなくて、気を失ってたんじゃないのか?』