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夢の彼方へ【イケメン戦国】

第3章 愛運の結びまで


そう言い、秀吉に向かって優しく微笑んだ。





その顔は、綺麗ではあったが、やはり何処か違和感が拭えなかった。




そう、心では引っかかっていたが、、、、、。





『勿論だ。

何でも言ってくれよ。』







そう答えた秀吉は、益々世話焼きに拍車がかかったかの様に、片時も離れず、茉莉花の側に居る。







初めのうちは、過保護すぎる様子を面白がる様に周りの人間は見ていたが、余りに度を越した世話焼き振りに、今度は、茉莉花が、監視をされているみたいで可哀想だと、周りから言われるようにまでなっているのだ。






だが、当の本人達二人は、初めこそ違和感があり、お互いに遠慮をしていたが、それも直ぐに無くなり、今となっては不思議と、本当の家族ではないかと思える程、仲良く楽しく過ごす事が増えた。






茉莉花はもともと、遠慮をする性格であったため甘える事が上手くなかったのだが、今では何でも、秀吉を頼る様になり、それを、全て受け入れ、城下に買い物に出かける時も、甘味を食べに行く時も寝ている時以外は、必ず側にいた。







そして、体調の変化など逐一見逃さずに全て信長にその日のことは報告していた。




内容としては、際立って体調が悪い様子は見られないが、時々目眩や睡魔に襲われる事、食事も食べる量に波がある事。





それと同時に、胃の腑に不快感がある時がある。と事細かに伝え、都度家康に薬を処方させている事など。







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