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夢の彼方へ【イケメン戦国】

第3章 愛運の結びまで


その頃、本丸の完成も間近に迫り、秀吉と三成の二人が筆頭で行ってきた祝言の準備の方も、滞りなくあとは祝言本番を待つばかりまでに来ていた。






ただ一つのことを除いては、、、。






そのただ一つとは、、、。





秀吉には最近感じている違和感がある。





何となくだが、、、、、茉莉花の顔色が良くない様に見えるのだ。






最近、天守の部屋の事や本丸の事で、茉莉花自身が信長から任されたと喜び、率先して忙しく動き回っていた所為で、疲れが溜まっているだけなのかも知れない。








本当に、体調が悪くないのか医師には見せていないからわからないが、兎に角、最近、茉莉花の顔色が以前とは違い、良くないように見えている秀吉は、気になって気になって仕方がないのだ。







だから、以前よりも益々世話焼きが過熱していた。







勿論、茉莉花本人は何の自覚症状もない。




兎に角、朝起きてから、ずっと事あるごとに茉莉花の側に着かず離れずの状態でいる為、流石の茉莉花も、不思議な気持ちが強くどうして良いのか困り果てていた。






それは、秀吉は世話焼き好きで、人たらしだと認識している全ての人間が見ても普通ではない程の世話焼きぶりである。







だが、信長と武将達は秀吉から大まかな話は聞いていた為、心配性の秀吉ならば安心と、一任する事にしたのだ。








一方茉莉花は、まさか、秀吉が自分の体調を心配して四六時中側に居るとは思っておらず、








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