第3章 愛運の結びまで
そう、考えを巡らせていると
『信長様、、、。
お疲れの所、失礼いたします。』
『秀吉か、、、
何用だ?』
『はっ、、、。
まずは、此度の一件で捕縛いたました一味の事でございますが、、、
光秀と利三の攻めによって全て吐きました。
今、各地の根城にそれぞれの手のものを飛ばし、全ての身柄の確保とアジトを根刮ぎ消滅させるよう動いております。
おそらく、全て片付くのも時間の問題かと思われます。』
『うむ。
そうか。』
『では、失礼いたします。
本日は、ゆっくりとお休みください。』
『ああ、、、、。』
そう言い、一礼をし、そっと襖を閉じ、秀吉は天守を後にした。