第3章 愛運の結びまで
『秀吉さん。
心配掛けてしまい申し訳ありませんでした。
でも、秀吉さんもご存知じゃありませんか、、、。
私が、多少ながら武術を嗜んでおります事。
ですから自分の身を守る自信はあります。
それを信長様は把握された上で、私に太刀を渡してくれたのです。
そして何よりも、こうして傷一つなく無事でおります。
私は、信長様に護られておりましたから、、、、。』
と、満面の笑みを浮かべ秀吉を見た。
『し、、しかし、、、。
この度は、何も無かったから良いものだが、この先は止めてくれ、、、。
心臓に悪い、、、。』
そう言われ、ちょっとお転婆が過ぎると信長様に言われたことを思い出し、そのままそっと信長様を上目遣いで見つめ肩をすくめてみせた。
すると、信長は ふっと笑ったが