第3章 愛運の結びまで
『当たり前だろう。
全て光秀の文で報告があったからこそ、こうして、迎えに出て待っていられるのだから、、、。
しかし、信長様も茉莉花に余り、無茶な事をさせないで下さい。』
そう言われ、信長の片眉がピクッと動き
『何故だ?』
『何かあってからでは大変です。』
『この俺の側におって“何か”などあるはずがないだろう。』
『、、、いえ、、、、
用心を重ねるに越した事はありません。』
『現に、何もなかったのだから、良いではないか。
茉莉花も久し振りに太刀を振るって楽しそうだったぞ。
なぁ、、、?』
と、茉莉花の方を見て悪戯な笑顔を作る。
『、、、、、、。』
茉莉花は、どう答えて良いか分からず苦笑いを浮かべ暫し黙っていたが、秀吉の方を向いて、