第3章 愛運の結びまで
『いえ、、、。
私は何もしておりません。
この輩も、茉莉花様が成敗されましたので、私は縄を打っただけで、、、。
、、、流石でございます。
初めて、茉莉花様の太刀筋を拝見いたしましたが、あれ程とは思いもよりませんでした。』
『ふっ、、、。
今後、この噂が日の本中に回れば、誰も貴様を攫うことなど考えまい、、、、。
命が惜しいだろうからな、、、。
だが、、、お転婆にも程がある、、、。
居合で、複数の男に立ち向かうとは、、、、。
男でもなかなか出来ることではない、、、。
ふっ、、。』
『の、、信長様、、、。
、、、、つい、、、太刀を持った時の、何時もの癖で対峙してしまいました。
ご心配をおかけして、、申し訳ありませぬ、、、。』
『いや、そんな貴様だから、この信長の愛刀を渡せたのだ。
初めて握った太刀で、居合とは、、、
少々驚かされたが、その位でなくては、この先、この信長の正室は勤まらぬであろう、、、。
よくやった!!』
『、、、、の、、信長様、、、
それは、、、私は、素直に喜んでよろしいのでしょうか?
、、、。』