第3章 愛運の結びまで
その頃、信長は、あの按摩師と対峙していた。
『何故、茉莉花を攫った?
貴様らは何奴だ?』
『ふっ、、、。
、、、織田信長、、、。
我らは、我らが師と仰ぐ、、、顕如様のお言葉に従い、貴様を亡き者にすべく動いているだけの事。』
『ほう、、、あの坊主の意志を継ぐ者がまだ、居たとな、、、、。
、、、、、見上げた根性だな、、、。
だが、選択を誤ったな、、、、。
この信長の正室となる女子に手を掛けてただで済むと思な、、、。
だが、その根性だけは買ってやろう、、、。
しからば、貴様らにこの先の道を選ばせてやろうか、、、。
ここで、この信長に滅せられるか、天命を安土城の牢で全うするか、、、、。
どちらでも選ぶがよい。』