第3章 愛運の結びまで
それを見ていたその場にいた武将達は声も出せずに、驚いている。
だが、その中でも、いの一番に動き、茉莉花の助っ人に入ったのは、利三であった。
『茉莉花様。
助太刀いたします。
貴女様はお手を汚してはなりませぬ。』
『ありがとう。
利三さん。
でも、相手に傷をつけない程度に、避けることは出来ますよ。
これでも、、、
ふふっ、、、、。』
『いえ、、、
僅かでも、お身体に傷などできてしまっては、信長様に合わせる顔がございません。
この、利三にお守りさせてください。』
『ふふふっ、、、、。
分かりました、、、、。
お願いしますね、利三さん。』
『お任せください。』