第3章 愛運の結びまで
慌てたのは、例の按摩師達だ。
『信長の女が逃げたぞ!!
捕まえろ!!』
そう言い、バタバタと茉莉花を囲み手に手に刀を構えている。
『大人しくしていれば、怪我はさせない。
我らの目的は、信長の命。
お前は、信長をおびき出す為の餌に他ならぬ。』
『何故?
信長様の命を狙うのです?
貴方方の目的は何なのです?!!
その理由次第では、大人しく致しましょう。』
『、、、、、。』
『、、、、、、、、、。』
『ははははっっ、、、。
流石は信長の正室になるだけの女だな。
この状況で、ここまで落ち着いていられるとは、、、。』
『、、、、、、、。』
『しかし、理由などお前には関係のない事。
ただ、大人しくしていれば良い。
兎に角、此方へ来るんだ!!』