第3章 愛運の結びまで
『ああっつ!!!!
くそっ!』
茉莉花の身体が思い通りにならない男は、苛ついた口調で、自分の身体の正面にピタリと付け、片腕で茉莉花の腰を抱え込み、もう片方の手で、ニヤニヤしながら着物の裾を乱暴に開き、その白く柔らかい脚をなで上げ、そのまま後ろの桃尻を、力任せに掴もうと、茉莉花の白い脚に直に触れた瞬間。
『ガコッ!!!!』
その脚が男の急所に見事に入った!!
男はそのあまりの衝撃的な一撃に目の前が真っ白になり直ぐその後に激痛などとは言えない程の痛みを感じた箇所に手を当て前屈みになっている。
その様子をしっかりと見極めた茉莉花はその後頭部に、渾身の力で手刀を落とした。
そのまま、男は倒れ、気を失っている。