• テキストサイズ

片付けられない

第1章 人生なんてチョロい


恐怖と驚きで僕は足を早めた。なぜ僕は彼にそんなに敵視されていたんだ?僕何もしてないじゃないか!?しかも彼は小宮さんとそうなる前、キチンとした彼女がいたのだ。こないだ付き合って1周年、じゃなかったのか?あんなに教室で皆からPLAZAで買ったようなお菓子を机に並べて貰っていたのに。まさか別れていたのか…?左腹に気持ち悪さを感じているとまた後ろから聞こえてきた。「結局アイツ別れたんだな。あんなにおれの邪魔したのに」「だよな。でもさ、俺あいつが考えてること分かんねぇ。アイツってさ、すごく可愛い女の子が好きって訳でもない。特定のタイプがいる訳でもない。なのになんであんなに色んな子と付き合うんだろう」そう、アイツとは、今俺の目の前にいる彼のことである。ふと、背中に悪寒が走った。
/ 5ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp