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君は小生の宝物/葬儀屋/黒執事

第3章 「DNH企画」死神とハニーソルト




月明かりはアンダーテイカーの瞳をより一層妖しく照らし、激しく揺さぶっているマリアンヌの白い肌にポタポタと湯の雫を落としていった。


快楽に歪むマリアンヌの顔を濡らしているのはマリアンヌ自身の涙か、はたまたアンダーテイカーのこぼす雫か……どちらかなどわからないが、声にならない矯正をあげて悶え喘ぐマリアンヌのその姿は、彼の興奮を最高潮にまで滾らせた。





「(あ……あぁ…アンダーテイカーさ…ん…)」





2度…




そして3度…





アンダーテイカーは己の欲望をマリアンヌの最奥に注ぎ込むが、まだ自身の中で蠢く疼きは止まることをしようとしない。


ベッドのシーツは2人分の風呂上がりの水分と、マリアンヌの膣内から溢れ出てきた精液と愛液とでグチャグチャになり、もうその役割を果たしていなかった。





まだだ…





まだ、こんなんでは足りない。





3度目の吐精後、まだ強張りを保ったままの自身を再びマリアンヌに沈めようとするが、ふとマリアンヌを見ると何やら口をパクパクとさせ何かを言おうとしている。



「(はぁ…待って…待って下さい……アンダーテイカーさん…)」



心拍数は限界にまであがり、短い呼吸で息を切らしながら、なんとかアンダーテイカーの興奮を止めようと、唇を動かし懇願している。



可愛いマリアンヌのおねだりなら何でも叶えてやりたいが、そのお願いだけは聞けそうにない。


「ごめんねマリアンヌ。もう真っ暗で小生何も見えないんだ。」


「(う…嘘つ…き………あぁん!!)」


こんな明るい月明かりの元で何も見えないわけがない。マリアンヌは必死にアンダーテイカーの手を掴もうとするが、その手は宙を舞い、ついには彼の手によって捕まえられベッドに押し付けられてしまった。


少し強引な行為にも関わらずアンダーテイカー表情はは実に柔らかい。



「マリアンヌ…愛してるよ。」



「この瞳も、唇も、白い肌も、髪の毛1本に至るまで……全て小生の宝物さ。愛してる。」



「(はぁ…ん…!!)」



掴んだ手をベッドに押し付けてマリアンヌを見下ろす死神の口から紡がれた言葉は、マリアンヌの全てを肯定する愛の言葉だった。




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