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君は小生の宝物/葬儀屋/黒執事

第11章 死神アンダーテイカーの裏の裏




「(4月に行われるという裏の実験。正直戸惑いもありますが、私は肯定も否定もいたしません。だって、その実験をするのはアンダーテイカーさんではなく、そのオシリスのいう企業の人間ですから…別に、私は人間同士が何をしようと…構いません…)」



「マリアンヌ…」



「(それに私は人間ですが、今更人間の味方をする気なんてありません。私を傷付けてきた人間同士が何をしようと関係ありませんし、例え、アンダーテイカーさんが直接人間を殺めるような事をしてても、私は貴方だけです。アンダーテイカーさんの愛が独り占めできるのなら、私は他に望みはありません…それは例え、世界中の人間を敵にまわしたとしてもです。)」



マリアンヌはありのままの気持ちを全てアンダーテイカーに告げた。

嘘偽りなどない。

これがマリアンヌの答えだった。



笑顔を見せながらもその視線は凛としていて迷いは一切伺えない。

そんなマリアンヌの答えに一安心すると、アンダーテイカーも安堵しながら返事をする。




「マリアンヌ…小生嬉しいよ。そしたら4月の集会は一緒についてきてくれるかい?やはり、店に置いて行くのは心配だ。集会の場にいても小生と一緒なら守ってあげられるからね。」



「(はい、大丈夫です。怖くないと言えば嘘になりますが、アンダーテイカーさんが側にいて下さるのなら平気です。)」



「そうかい〜、それを聞いて小生は安心したよ。だからマリアンヌは何も心配なんかしなくていい。だって小生はマリアンヌしか愛してないし、マリアンヌしか大切じゃない。マリアンヌ以外に大切にしたいモノなんてないからね…?」



惜しむことなく愛の言葉を囁くと、アンダーテイカーはソファの上にマリアンヌを寝かせ組み敷いた。



「(あ、あの…アンダーテイカーさん?)」



「マリアンヌのまっすぐな気持ちを聞いたら、抱きたくなってしまったよ。このままココでしよう。」



「(え!?えぇ??)」



アンダーテイカーはニコニコと楽しそうに笑うと、マリアンヌの返事を待たずに服のボタンを外し始めた。



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