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エコール・マジック

第2章 高級寮




呪いや金縛り、幻影魔法の応用も必要としてくるこの魔法を

明日の夕方の実技テストまでに使えるようにするなんて

俺にはどう考えてもできない。




俺が扱える魔法は炎魔法と風魔法だけだ


全20階級ある魔法使いの中でも、俺は15級




最低ラインしか魔法は使えない






どうすれは間に合える・・・

どうすれば・・・ーーーーーーーーー。














「なるほど、そういうことか。」


「え」




俺が悩みに悩んでいる傍らで、クラトスは用紙を放り投げ

呪文をブツブツと言い出した



次第にクラトスは右手に炎を出し、それを左手で押さえていく



左手に押さえられ、炎は次第に消えていく






だが、消えたと思った瞬間




右手に炎が一気に蘇った








真っ黒な炎になって。







「黒い炎?!」


俺は目を疑った




目の前で自ら生み出した炎を真っ黒に変えたからだ












「・・なるほど、これならデリックでもできるだろうな」




「・・・・・は?」


「?」





クラトスは俺のどこを知って〝できる〟なんていいだしたのか?


今の俺には、クラトスが何をしているのかも理解できていないのに・・・






「おい、俺にそんなの出来るはずないだろ!
第一、クラトスが何してるのかも理解できないんだぞ?!」



「そんなに焦るな。
大丈夫だ、簡単だ。」





クラトスは優しい口調で俺に答えた




「デリック、炎を出してみろ」


「炎?」


「それくらいは出せるだろ?
・・まさか、ロウソクに灯るぐらいの炎しかだせないのか?」



「バッ・・バカにすんなよ?!」





俺はクラトスに小馬鹿にされてカッとなり、顔を赤くした


そのまま勢いよく右手に炎を生み出す





「・・よし、左手をだせ。」



「左手・・?」

「いいから、左手の手のひらを俺に向けろ」


「・・・。」





何をするつもりなのか、俺はまったく理解できないまま

クラトスにむけて左手を差し出した






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