第1章 センラ*おもちゃの使い方
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彼女が達してしまったからってやめる気なんて微塵もない。
脚をガクガクと痙攣させて天井を仰ぐ凛姿はやっぱり可愛くてえろい。めっちゃそそる。
僕のいつもの格闘はなんだったのだと思うほどに素直に感じてくれるものだから、早く手を出しておけば良かっただなんて思ってしまった。
「っ⋯⋯ひ、ぁ!!まっれ、待ってセンラ⋯⋯っ!今イッちゃったからぁ⋯⋯っ!!」
「ん⋯⋯っ、それが何?センラはまだ1回も出してないの。やからもうちょっと付き合って?」
真っ赤に紅潮した耳に囁くようにそういえばセンラのペニスを挟む太腿の力が強くなって俄然気持ちよくなってきた。
「あぅ⋯⋯っ、ぁ、ん、あぁ⋯⋯っ、⋯⋯ひゃ?!」
「んー?ここコリコリしとるねぇ、気持ちええ?」
腰の動きは止めずに彼女の陰核を人差し指の腹でグリグリと押しつぶす様に弄る。
そうすれば先程よりも挟む力が強くなって腰の動きを早めた。ついでにクリトリスを引っ掻くように擦る。
「ぁ、あ、イッちゃ⋯⋯っ、イッちゃうぅ!!」
「ええよ⋯⋯っ、センラも出すで⋯⋯っ」
「ぁ~~~!!」
声も出さずに射精した。鈴口から出てきた白濁が部屋に散乱するけど今は彼女が優先。
そのままフラフラとベッドに倒れてしまった凛に息子が反応してしまったがこれを必死で抑えて服を着せる。
⋯⋯後で適当に抜こ。
見事に部屋に飛び散った自分の精液をティッシュでとっていくと、急に部屋のドアが開いた。
「もぉ~!貴方達デキてたのね!」
「は?って、何勝手に入ってきとんねん!」
「言ってくれればお母さん気使って買い物に行ったのに~。ふふ、息子にもついに彼女ができたかぁ」
バタン、としまった扉を見つめる。
どうやら凛の喘ぎ声が1階まで聞こえていたらしい。まじか。
それから正式に凛とお付き合いすることになったのはまた別の話。
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