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最愛 【黒子のバスケ】

第4章 揺れる心


とにかく既に来ている二人をほったらかしにはできなくて玄関を開けた



「その恰好、忘れてたんでしょ」

「ごめんね…すぐ用意する」

呆れてるさつきにバツが悪くて小声で返したけど、美緒はあたしよりもずっと下に目線を落としてる。


あたしそこまで小さくないんですけど…って思ってたら見てたのは大我の靴だったらしい

「誰か来てるの?えっ?!彼氏!?」

驚いたような楽しそうなその目


でも残念

「違うよ。幼馴染。そー言えば黄瀬君とも友達だよ。ブルズの火神分かる?」

「え…火神ってあの火神大我?」

「そうそう」

あたしの言葉に美緒は何も言わないで靴とあたしを交互に見てる




「おい、大丈夫か?」

なかなかリビングに入ってこない私たちに大我が顔を出して声をかけてくると、美緒が声のする方に顔を向けた


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