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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


レストランを出て部屋に戻ると青峰君が肩をくるくる回したり、首を手で伸ばしたりしてる。

「肩痛い?」

「いや、痛みは全然ねぇんだけどカウチで寝たせいかちょっとだりぃ」

「青峰君嫌じゃなかったらあたしマッサージする?」

「してくれんの?」

「うん。あたしでよければ。整体の先生みたいにはいかないんだけど…」

女優さんやモデルさんにマッサージを頼まれることは良くあるし、撮影の前にむくみのケアができるように人体構造も学んでる。

負傷だとどうしようもないけど、疲れとか血流が悪くてだるいとかなら少し楽にすることはできる。

「じゃぁ頼む」

「うん。じゃあカウチでするからまずは普通に座ってもらっていいかな」

青峰君が優しく笑ってくれると胸がキュッとなって好きな気持ちが溢れるけど、あたしがこんな邪な気持ちでいるのがバレたらきっと一緒にはいられない。

仕事の時と同じように、青峰くんをクライアントだと思って肩をそっとさすった。


「なるべくそっとやるけど、痛かったり気持ち悪い感じしたら言ってね」

「あぁ」


少しさすって温めた肩をゆっくり押すと左側が硬い

あたしを朝まで抱きしめてて、ずっと左を下にしてたせいだ…


あたしはすごくあったかくて心地よかったけど青峰君は疲れちゃったよね……

やっぱり起こせばよかった。


明らかに左側が硬くなってる肩回りと肩甲骨周りを、筋肉に沿って少しずつ押して、首筋から後頭部にかけて全体をゆっくりもみほぐした。


「痛くない?」

「すげー気持ちいい。手疲れねぇ?」

「全然大丈夫。ゆっくり呼吸すると血流も改善するから、深呼吸してみて」


後頭部がほぐれてきて、耳の後ろから首のリンパ、鎖骨までをゆっくり流して、最後にこめかみを少し押して手を離した。
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