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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


side青峰


「…俺からは話せねぇ。でも距離を縮めてぇなら絶対焦るな」

「あぁ。つか、お前だって好きなくせに俺にアドバイスかよ」

「っるせ。とにかく!…とにかく…まじで、頼むから大事にしてやって欲しい」

「あぁ。分かってる」

「じゃあ頼むぜ、青峰くん」


最後は茶化しながら笑って一方的に切られた

一体なんの用だったんだ?
まぁなんかありゃまた連絡してくるか




つーか、やっぱ黒須は何かあったんだな。


緑間といい火神といい詳しく話さねぇあたり、軽い内容じゃねぇことは察しがついた。

普通同じ女が好きな相手に、焦るななんてアドバイスしねぇだろ。
しかもあんなに必死に大事にしろって…






まぁ何があったとしても俺の気持ちは絶対ぇ変わんねぇ。
あんな可愛い女他にいねぇし、どうしょうもねぇくらい惚れてる。


確かに惚れるって直感はあったし顔はすげぇ俺好み
だけど同じ部屋にいてぇって思える女がいるなんて自分でも驚きだった。


こんな気分になるのは初めてで意識しなくても慎重になった



本人は同じ部屋にいんのに全く起きてきてくれねぇから、火神が送ってきた機内で寝てる黒須の写真を見てたら勝手に頬が緩んだ


はぁー…
ほんと…可愛すぎ


可愛すぎて笑っちまう



…いい加減起こすか
さすがに昼寝5時間は夜寝れなくなる




さっき送られてきたネロの動画だけ見たら起こそうと決めて再生させると、鼻の上に乗せたおやつを食うって新しい芸を教わって、何度か落としたり成功させたりしながら嬉しそうにしてるネロが映ってた。


俺の都合で今回は留守番させて悪りぃなって思いながらも、楽しそうに過ごせてることに安心した



(悪りぃけど留守の間頼む)


アレックスに返事を入れて、黒須が寝てる寝室のドアノブに手をかけた
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