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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


side青峰

黒須が寝てから既に4時間以上経ってるのに起きてくる気配が全くねぇ

起きてりゃ物音がしてもおかしくねぇのに物音一つしねぇってことは多分寝てる


別に何か予定がある訳じゃねぇから寝ててもいいけどそろそろ起きてくんねぇかなー。

アレックスが送ってくれたネロの動画も見終わっちまったし、テレビもつまんねぇし、トレーニングもしたし


けど黒須がすぐ近くにいるってだけで何となく楽しかった。


一向に起きる気配のねぇ黒須を待ってると、新しいネロの動画が送られてきて開こうとしたとこに丁度電話が入った




「おぉ悪りぃな」

「なんだよ」

「そっち変わりねぇか?」

「あぁ。外にも出てねぇし、黒須なら今寝室で寝てる」

「はぁ?!お前みさきになにした?!」

「うるせーな。何もしてねぇよ。眠いっつーから俺んとこで昼寝してるだけだ」


黒須と一緒にいるから大丈夫だってことを伝えてぇから現状を言っただけだっつーのに…

何いきなりキレてくんだよ
こいつ何勘違いしてんだ?


まぁ俺も人の事言えねーけど。


「驚かせんなよ…つーかさ、なんでお前の部屋にいんの?」

突然棘のあるデカい声出された俺の方が驚いたっつーんだよ。

「好きだからに決まってんだろ」

何分かり切った事聞いてんだ?好きでもねぇなら部屋に入れねぇよ。
俺が自分の部屋に女入れねぇことなんてお前だって知ってんだろ

「そういうこっちゃねーよ。どんな流れでいるのかって聞いてんだよ」

「最初は黒須は来る気無かったけど、手ぇ出さねぇし嫌なこともしねぇっつって来させた」

「……それ、絶対ぇ守れよ。1回でも怖がらせたら次はねぇぞ」

「お前に言われなくてもそのつもりだ。……あいつ何があった?」


前々から何かあるとは思ってたけど、火神のいつになくピリピリした声にこっちまで怪訝な声が出た。

さっきだって、寝てるっつっただけで過剰反応しすぎだ




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