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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


常夏のマイアミから秋に変わりかけのNYに戻ってきて気温差に体が驚いてる。

「さむっ」

「風邪ひくなよ」

「そういう大我もすごい寒そうだけど」

イーサンが用意してくれた車にセキュリティと一緒に乗ってハンプトンに戻ると、すぐにバトラーが出てきて荷物を下してくれた。


『おかえりなさいませ』

『ただいま』

『お連れ様も宿泊なさいますか?』

『いや、俺は部屋まで送ったら帰る』

部屋まで送ってくれなくても大丈夫なのにって思ったけど、マイアミでの大我を見ていたら断れなくて、そのまま部屋まで来てもらうことにしてフロントを通り過ぎようとしたら声を掛けられた。


『おかえりなさいませ。黒須様』

『ただいま』

『お荷物を預かっておりますので後程お部屋の方にお持ちしてもよろしいでしょうか?』

『あたし宛?誰から?』

『左様です。メイシーズ様からお預かりしております』


全然身に覚えがなくて大我を見ると大我も怪訝そうな顔をしてる。

『…じゃぁ10分後にお願い。あと、先日お願いしたタキシードが上がってたら一緒にお願い』

『かしこまりました』

メイシーズからの荷物って何?

誰かのいたずら?



「メイシーズでなんか買ったか?」

「贈り物をわざわざもらうような買い物と言ったら青峰君に買ってもらった靴くらいだけど、宿泊先の話なんてしてない」

「一応荷物が届くまで俺も部屋にいる。つか、お前が物買ってもらうなんて珍しいな」

「青峰くんなんでも出そうとするんだよ!服がなくて買うって出かけたら買って貰っちゃったし…」

「まぁ女と買い物して出させるような教育はされてねぇからな」


確かにそうなのかもしれないけど…
あたしと青峰君はそんな特別な関係じゃないのに…


部屋に着いて荷物を解いていたらチャイムが鳴って出ようとしたら大我に止められた。


「俺が行くから」

「あ…うん」


荷物とタキシードを受け取った大我がついでに暖かい紅茶を頼んでくれた。

本当にあたしの事を知り尽くしてる



「タキシードはクロークでいいか?」

「うん。でもそっちじゃなくてこっちの奥にお願い」


せっかく綺麗になったタキシードをバスルームに近いクロークにかけて湿気っぽくさせてしまうのが嫌で、奥のクロークにかけもらってから大我が荷物をちらっと見て渡してくれた。
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