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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


大きなメイシーズの袋を覗くと箱が見えて、そっと取り出してみるとイタリアの有名ブランドのBOXで大きさからドレスか何かだってことは分かった

恐る恐るリボンを解いて蓋を開けると、不織布の上にfrom Aomineって印字されただけのカードと透けて見える赤。

「え…青峰くんからだ」


「なんだよ。ビビらせんなよ」

カードを箱から出して不織布をめくって取り出すと、少し厚手の素材で仕立てられた真紅のローブデコルテのドレス。

これからの季節の会食とかパーティーとかで着るにはぴったりの物だった。


「いや…あたしはビビってる。こんな高そうなもの貰って大丈夫なの?」

ブランド名からもそうだし、素材も仕立ても気軽に手が出るようなものでないことは確かだった。


「あいつがみさきに買ったんだから貰っとけよ」

「いいのかな?でもこれ…すごく好き。色も形も」

「そーいや辰也の結婚式では赤着てたもんな」

あたしはふわっとした女の子じゃないから、選ぶ服が割とはっきりした色が多くて、赤とか青はすごく好きでパステルカラーはあんまり選ばない。


好きな色の話なんてしてないのにどうして分かるんだろ…



それに、イブニングドレスは日本では出番が少ないけどこっちでは結構使うことがあるし、あって困るどころかむしろ嬉しい特別な贈り物だった。


シワにならないようにハンガーに掛けてタキシードの横に掛けると、タキシードの艶黒と並んですごく綺麗だった。


2日ぐらいは大人しくしてろって大我に言われたからきっと今回もディナーはお預けになっちゃう気がするけど、もし行かれることになったら絶対これを着ていく。




「セキュリティも待たせてるしそろそろ行くわ」

「うん‼ありがとね」

ホント色々ありがとう。

マイアミで仕事が最後までできたのは大我のお陰だった。
次はもっといい形で一緒にできたらいいな。


「青峰と会うなら早く寝ろ。クマすげぇぞ」

「え!うそ!」

「マジだ。じゃあな」

「おやすみ。またね」

もしタイミングが合わなければまた来年までは会えないなって思ったからちょっとだけ強めにぎゅっとハグをした。



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